映像 [映画]
今日「ナイスの森」という映画を見ました。
今までの「映画」という枠からは逸脱した「映画」で、「映画」というよりは「試験映像」という
印象を私は受けました。正直ちょっと面食らいました。
あのナンセンスさ嫌いじゃないです。
ただ好きではないかな。
「映画」として見始めた中盤までは怒りさえ込み上げてきました。
途中「A面終わり」だったかな?そんな画面に切り替わり、「休憩 2分30秒」と表示され、
その2分30秒の間、待たされるのです。
!!!!!
「映画」としては受け入れ難かったので、途中からは「映像」として頭を切り替えました。
でも切れ切れにいい映像は結構あって、寺島進や池脇千鶴の演技の妙は舌を巻きます。
部分部分に好きな映像はあった分、全体として魅力がぼやけてしまったのが勿体ないです。
欲を言えばもう少し飛んで欲しかったですね。
飛び方が中途半端だと、こちらは物足りないんです。
こちらの想像力の範囲内の想像では、なんとも見ている側が苦しいですね。
でも本当に嫌いじゃないんです。
だから監督や関係者の方にはもっとその世界を突き進めて欲しいですね。
これで終わりだと逆になんだか気持ち悪い!
次回作を期待してます!
しかし今回の作品は興行的に成功してるとは言い難いようなので、次回があるのかどうか・・・。
応援してます!
必要 [映画]
「かもめ食堂」という映画を見に行きました。
舞台はフィンランド。
主人公のサチエさんがフィンランドで、おにぎりを中心とした食堂を始めるというお話です。
以前雑誌か何かで見つけて、絶対見に行こうと決めていたのですが、
やっぱり期待通りとても楽しくて素敵な映画でした^^
最初は街の人たちに受け入れられずに、暇な毎日を過ごすサチエさんですが、
たまたまフィンランドに現れた二人の女性がお手伝いに来たりして、
だんだんと一人二人とお客さんが増え、賑やかしくなっていく過程が描かれていて、
ストーリーはとても地味なお話ですが、雰囲気や登場人物がとても魅力的。
大好きな世界観でした。
ついつい私もかもめ食堂で働きたくなってしまいました。
かもめ食堂を開きたい!と思わせる映画です。
サチエさんを小林聡美。
ミドリさんを片桐はいり。
マサコさんをもたいまさこ。
このキャスティングからして面白いことが予想される。
そして原作を群ようこ。
絶対面白いに決まってる!
そしてとても、非常に面白い映画でした。
フィンランドは一人当たりの珈琲摂取量が世界一だそうです。
映画の中でもみんなよく珈琲を飲むのですが、
その中で「珈琲は自分で入れるより人に入れてもらった方がおいしいんだ。」
っていう台詞があって、すごいわかるなぁって思いました。
一人暮らしを始めた頃は私自身よくそう思っていて、時々誰かの入れてくれた珈琲が飲みたくて、
わざわざ近くのお店に飲みに行ったりしてました。
これってすごく必要なことだと思ってます。
珈琲を入れてくれる人、ちゃんといますか?
自然 [映画]
「好きだ、」という映画を見に行きました。
とても淡く、優しく、それでいて強い思いのこもる映画でした。
涙が溢れて止まらない、というような激しく感動的な映画でもないのですが、
涙が込み上げて来て、ずっと胸が熱くて、愛おしく、いつまでも大事にしていたい感情。
誰もが心の奥で大切にしている記憶が蘇る、素敵な映画だと思いました。
音楽はほとんどなく、主人公ヨースケの弾く下手っぴなギターだけ。
それがまずとても可愛らしくて、一生懸命河辺で練習する様を見て、
それも自分の思い出と重なりました。
そんな練習姿を見続けるユウ役の宮﨑あおいの初々しさもとてもとてもキュート。
17歳のユウとヨースケ。
34歳のユウとヨースケ。
それぞれで役者が変わるのですが、やっぱり17歳の微妙な時期を演じた
宮﨑あおいと瑛太のあの新鮮なピュアさは、たまらなく愛しかったです。
34歳に偶然再会する二人は、やっぱり年齢も重ねてちょっとくたびれた役柄なので、
余計に比較してしまうんでしょうね。
でもあの疲れ加減はとても自然で、西島秀俊(大好きです)も永作博美も本当に素敵な
役者さんでした。
どこからが演技でどこからが本物?なんて思ったら、
映画のパンフレットを購入して撮影現場の状況などを読んで見たら、
台本は殆どなく、役者にはキーワードだけを伝えて、
その場で感じた言葉で役者達はお話ししていたみたいなんです。
納得。
それならあれだけ自然なのも分かります。
しかもそれぞれ相手役に与えられたキーワードが違うので、
どう出てくるかもわからないので、出演者も常にどきどきして演じていたそうです。
監督のこんな言葉が印象的でした。
「人の奥のほうにある、言葉におきかえにくい感情。
僕らの中のゆらぎ。
そのゆたかさを。感じてください。」
本当に、本当にどきどきし続けた映画でした。
今でも。
肥満 [映画]
「スーパー・サイズ・ミー」という映画を見ました。
アメリカで10代の2人の女の子がファーストフードを食べ過ぎたために極度の肥満になったことで、
過度に宣伝をしたマクドナルドの責任だという訴訟を起こした事件があったそうです。
結局彼女たちが肥満になったのはファーストフードのせいだったかのかが立証出来ない、
とのことで裁判は終結したそうです。
この映画ではそれをもとに、では1ヶ月間ファーストフードを食べ続けたらどうなるか?、
という疑問をもとに自らが実験したドキュメンタリー映画です。
これは今の食社会にとても興味深い話しだと思いました。
実際定期的に色々な専門家に検診に行くのですが、あまりにあきらかな数字が出るので、
その専門家たちもかなり驚愕していました。
1ヵ月でその監督は糖尿病・腎臓の炎症など様々な病状が出始め、
生命の危機でさえありました。
恐ろしいことに段々、マクドナルドを食べている時以外は不調・躁鬱で、
食べている時だけ気分が優れてくるという、完全に中毒状態になるんです。
本当に恐怖です!この映画は!!
先ほどマクドナルドの前を通りましたが、なんだか気持ち悪くなってきました。
しばらく食べられない・・・というかもう食べられないかも・・・。
栄養士に訊いたアンケート調査によると、ファーストフードを食べていい1ヶ月の
割合は98%で0回だそうです。
う~ん。
微妙 [映画]
「8人の女たち」という映画を見ました。
以前銀座を散歩していて映画館のポスターを見て気になっていたのですが・・・。
なんかストーリーがすごいんです!設定めちゃめちゃ!!
もとが舞台だったのか動きもオーバーだし。
はっきりいって陳腐。
でもセットとか色彩は素敵でした。
いいと思ったのはそれくらいかな。
役者 [映画]
「THE有頂天ホテル」を見てきました。
三谷幸喜は「やっぱり猫が好き」の頃から好きですが、やっぱり面白かった・・・。
役所広司や佐藤浩一、角野卓造の真面目さから出る笑いが本当に最高です。
あとオダギリジョーの不気味さが際立ってます!
オダギリジョーは生意気そうな、若い故に出る不安定さとかそれでいて自信有り気な感じが
とても魅力的だなぁと思っていたのですが、そういう持ち味が完全に殺されていて、
本当にオダギリジョー?って感じなんですが、でも似合ってるところがまたすごい!
伊東四郎も笑いの神が降りてきてる感じ。絶妙。
松たかこの蓮っ葉な感じも素敵。
三谷作品は本人が本当に楽しんで作ってるのが見てる側に伝わってくるのが、とても好きです。
現場はきっと楽しいでしょうね。
映画はこれで5本目だったはずですが、今のところこれが一番好きです。
出演している役者さんはどの方も自分の好きな役者さんばかりでした。
また見たいなぁ。。。
偶然 [映画]
チェブラーシカの映画が今日だけやってるんです。
先ほどネットサーフィンしていたらふと見つけまして、やっているのがなんと今日!
絶対見に行きます!きゃ~。
もともと30年くらい前から始まったロシアのパペットアニメなのですが、
これがロシアの時代背景などが多分に反映されていて、アニメなのに暗いんです・・・。
でも素晴らしくよく出来てまして、とても楽しいんですよ~。何よりかわいい。
日本でも最近人気があり、映画も何年か前に上映されてたのですが、
その時は知らなかったのでフィルムでは見たことなかったんです。
DVDにはなってるので、一時期毎日見てたこともありました。笑。
えー。はまるとずっと見ちゃうんです。
日本での上映権が切れてしまうとのことで、日本で上映されるのが今日で最後!
大事に見てきたいと思ってます。