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Cello Lesson 4 [音楽]

J・S・バッハ 無伴奏チェロ組曲 

左:モーリス・ジャンドロン編 中央:ピエール・フルニエ編 右:知らない

最近めっきりバッハに夢中で・・・無伴奏の楽譜を何冊か買ってしまいました。
みんな同じ曲でしょ?と思われる方も多いでしょうし、確かに間違いなく同じ曲なんですけどね。
でも実は、バッハのもともとの楽譜にはスラーや強弱記号が全くついていないので、
音のつながりや、強弱をどこにつけるのかは、弾き手に委ねられているがゆえに、
センスとか技術とかが非常に要求されてしまったりするのです。

一般的に販売されている上のような楽譜は誰か有名なチェリストが編纂したものなので、
スラーも強弱記号もついたもので販売されています。
でも、どうしてもそれでやらなけらばならないということは決してなく、
楽譜によっても様々なので、どうしたら今の(ここがポイント)自分に合った弾き方が出来るか、
どうしたら自分のイメージするようにその曲が弾けるか、というのは弾き手の大いなる悩みです。
単純に自由に弾けるからいいじゃない?という問題ではない。
自由こそ自分が試されているかのようで、恐怖でさえあると思う。

それに本当の意味で自由に、自分のイメージする演奏が出来るのは、
余程の技術もあり、修練を重ねた者のみが出来ることであり、
私のような下手の横好きでやっているような人間は、本当の意味では自由には弾けない。
それが分かっているので、いろんな楽譜を見て、プロの演奏家が研究してきた一片を
垣間見て、参考にしつつ自分も研究しようと励むのが、云わばまぁ、関の山です。
でも今も昔も、プロで活躍されている演奏家だって、そうして努力を重ねてきたのかもしれない。
そう思えば、自分がやっていることも全くの無駄ではないと信じられますね~。

などと云いつつ、もちろん好き嫌いもある。感覚的な問題。
私が初めて買った左の楽譜、モーリス・ジャンドロン編の楽譜は、どうもスラーの付け方が
好きになれなくて、なんかぴったりこないなぁ・・・などと思って練習していたら、
レッスンに行った時に先生に「これだと弾きにくいからこうして」とあっさりスラーを
つけ直されました。
まだまだ若輩者の私はジャンドロンにけちをつけるのもどうかと思って遠慮していたけど、
先生のあまりの軽さにちょっとほっとしました(笑)。
やりにくいならやりにくいで先生に相談すればいいのね!

真ん中のフルニエの楽譜は、先日友人がフルニエのボーイング(Bowing=弓の動かし方)が
好きだと云っていたのを聞いて、興味があったので買ってみました。
ほほう。これは面白い。と云う訳で自分でもやってみたけど、これが難しい。
右の楽譜はたまたま見つけたので購入。これもまた違って面白い。

やっぱりバッハの無伴奏チェロ組曲はチェリストの永遠のバイブルです。

先日のレッスンでとりあえず第一番のGigueは終わりました。とても不本意に。
仕事や体調のおかげで一週間まるまる弾かなかった週があったので、
久しぶりに弾いたらそれはもう指はまわらないし、力は入るしで散々な状態になっていて、
ちょっと前は毎日弾いていた分、余計に焦りを感じたんでしょうね~。
自分のやりたいテンポでやると音が乱れるし、ゆっくり音程に気をつけて弾くと
自分のイメージする曲にならないというジレンマに陥りつつ、「これはもう終わり」と
云われてしまいました。がっくり。
でも次はMenuettoです!今度はGigueの変わりにMenuettoに燃えてます。
Menuettoは・・・お洒落に弾けなくて悩み中。あーあ。

肩が上がりすぎるのはだいぶ緩和されてきたようなのですが、
右手の子指がどうしてもつっぱってしまって、弾いているうちに小指をたてて演奏しているんです。
なんかなんか・・・格好悪いし。
小指が立つ分そこの筋肉から伝わって、肘や肩が段々上がってくるしね。
なので今回のレッスンでは・・・
「小指をつっぱらせない、薬指と小指をあんまり離さない」
というのを強く云われました。頑張って直すぞー!!

それと発表会に出ることになりました!
「発表会」なんて久しぶりで本当に胸がどきどきしてますね~。
2ヵ月後だしソロは辛かったので、同じ時期に同じ教室に通い始めた友人を引き込んで、
デュオをやります^^
あとは全体での合奏もあるようなので、ちょうど最近チェロアンサンブルもやりたかったから、
これは今から非常に楽しみです♪えへ。


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はてみ

なるほど、同じ曲でもいろいろな楽譜があるのですね。
あんまりあせらないで、練習したらいいと思いますよ(^^)
とはいえ、自分が昔ピアノを習っていた時や、
中学高校と吹奏楽部にいた頃は、あまりに不熱心だったなあと、反省。
いたちたちさんは、一生懸命やっていますね。
by はてみ (2007-03-31 18:49) 

先日の発表会の練習をしている頃、「スラーがぁ」と悩んでいたら、先生から「よしスラーやめよっ」とあっさり言われました。
ムリしてスラーで弾いてヨタヨタするより、普通に弾いてしっかりした音を出したほうが良いそうです・・・
演奏会、たのしみですね♪
by (2007-04-01 01:31) 

glode-trotter-yukinkoworld

今日は演奏会に誘ってくれてありがと~
楽しかったです。
チェロの音ってほんとすてきだねえ。
発表会楽しみにしてます!
by glode-trotter-yukinkoworld (2007-04-01 01:38) 

いたちたち

>はてみさん
とにかく夢中なだけです(笑)。
ついつい焦っちゃうんですよ~。きゃ~。

>キウイおじさん
そうですよね~。音を出すことが最優先ですよね。
でも音の流れとかはやっぱり気になっちゃう~。
自分に対してむき~って弾いてます。
もっとゆったりした気持ちで弾かなきゃとは思うのですが^^;

>ゆきんこちゃん
ごめん・・・終電逃して(笑)。
そうなの。チェロの音はすてきです。
発表会、ゆきんこちゃんは誘います。
by いたちたち (2007-04-02 10:03) 

OME 「オーメ」

今日は!
私も音楽の人です。
でも いたちたち 同じじゃない。
Voice 「classical 」です。
またね。
by OME 「オーメ」 (2007-04-13 16:45) 

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