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北の国から高円寺まで [芝居]

北の国から83’冬                北の国から87’初恋

今、ものすご~く今更ながら「北の国から」にはまっている訳で。
初期の連続ドラマから見始めて、ようやく「’87初恋」まで辿り着きました。
これだけ見たのにまだまだある・・・。
私が物心つく前からすでに始まっていたので、物心ついてから見た時には、
もう純も蛍も大きくなっていました。当然だけど。
だから初期の連続ドラマシリーズはかなり衝撃的!というくらい面白くて、
10代の頃に見なかったことを今更ながら後悔してます。
「北の国から」を見て育ちたかった・・・。
調べてみたらこのシリーズ、こんなにありました。

北の国から(連続ドラマ全24話・’81~82)
北の国から'83 冬
北の国から'84 夏
北の国から'87 初恋  ←私はここまでようやく見終わりました
北の国から'89 帰郷
北の国から'92 巣立ち
北の国から'95 秘密
北の国から'98 時代
北の国から2002 遺言

北国の暮らしや人間模様や子供二人の成長過程や、もう何もかもに胸が痛みます。
号泣する、というのとはまたちょっと違って、このドラマを見ながら、
自分の人生をなぞってみたり・・・リアルに登場人物の心境に共感してしまって、
胸がちくちくと痛いのです。

ここが素晴らしい!という名シーンをあげればキリがないのですが、
特にどうしようもなく胸が痛かったシーンは正吉(中澤佳仁)の祖父・杵次(大友柳太郎)の
葬式のシーンです。
ずっと一緒に過ごしてきた馬を、どうしようもなくお金がなくて(ここがポイント)手放してしまった
杵次は、それが原因でアルコール浸りになり夜、川で死んでしまいます。
その葬式に集まった息子たちが、父親の死んでしまった背景を全然わかっていなくて、
それを清吉(大滝秀治)が酔っ払いながら叱り始めるシーンにはもう感動!
一番父親寄りであった娘のみどり(林美智子)でさえ、苦労して働いた父親への仕送りが
飼葉代に消えるのかと思うとやりきれない、という愚痴を五郎にこぼしていた矢先の
父親の死だったので、余計にみどりも、ついでに私も更にやりきれなくて・・・。

ももが病気になったことで、まわりから温かい言葉をたくさん頂いて嬉しかったのと同時に、
なんでそこまでやるの?とでも云うような視線を感じたこともそれなりにありました。
それはそれで私も、その気持ちがわからないでもない。

だからね、自分が必死で働いたお金が馬の餌になるのを嫌がるみどりの気持ちも分かる気がするし、ずっと一緒に過ごしてきて自分をそれまで支えていた馬を、お金がなくて手放さなきゃ
いけないことが、自分が死んじゃうくらい悲しむ気持ちも分かる気がするんですよ。

話しは飛躍しますがだいたいそんな理由で、実家でももを看取ろうと一度は決めていましたが、
やっぱり病院の近くに引っ越して、私一人で看取る決心をしました。
両親はやっぱりももにとってはおじいちゃんおばあちゃんのようなものなので、
親の私が本当にしっかりしなきゃダメだなぁと思ったのです。
どうしようもない時はおじいちゃんおばあちゃんを頼ってしまうとは思うけど。
ホント、頼りっきりでダメだなぁ・・・。

実はまた手術をしましょうとお医者さんに云われていたのですが、今回は断りました。
ももにとって何がいいことなのか一生かかってもわからないことだろうけど、
もう延命治療はしないでこのまま看取ろうと思ってます。
腫瘍が小さくなるお薬は飲ませていきますけどね。
なるべくももに負担がかからない形で、来年はももとのんびり~過ごす予定です。

なので新年、高円寺に引っ越します!


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コメント 11

みろ

自分にはとってとても大切な人だったり生き物だったり物だったり
思い入れが強ければ強いほど
他の人には??と映ることも多いのかもね。

こればっかりはどんなに自分の思いの丈を説明しても
しょうがないのかもしれません。
だから、ぽこぺの思うとおりでいいんじゃないかな。

ちなみに、私の実家は「北の国から」の舞台である富良野から
車で約1時間程のところですが
決して丸太小屋じゃないですからね(^_^;)
by みろ (2006-12-20 15:17) 

いたちたち

>みろさん
そうですね~。
かわいがってくれてる両親には悪いけど・・・結局最後まで面倒見れる、
面倒見なきゃいけないのは私・親だなぁと最近実感している訳で・・・。

そういえばみろさんの実家って北海道でしたね~。
やっぱり北国ならではの生活をされてたんでしょうねぇ・・・しみじみ。
1ヶ月くらいなら住んでみたいデス。
by いたちたち (2006-12-20 18:47) 

はてみ

>ホント、頼りっきりでダメだなぁ・・・。
いやいや、そんなことはありませんよ。
ひとりで看取ろうと思ったのだから頼りっきりではないし、
頼る部分があっても、だからダメだと思わないでほしいです。
いたちたちさんには、いたちたちさんの思いがあるのだと思いますが、
自分を信じて、自分を責めないでくださいね。
by はてみ (2006-12-20 21:52) 

Y山

中央線沿線へようこそ。
引越し、手伝いまっせ。
by Y山 (2006-12-21 11:15) 

junko

高円寺に引っ越すの?

ももと二人で頑張ってください。

そして、辛くなったら・・・・SOSを・・・・・きっと待っているから(笑顔)
by junko (2006-12-21 12:44) 

Kinako

ももの腫瘍の話しを聞いたとき、切ないなと思ったの。
あちこち転移してるんだから、辛くてさぞかし元気がないんだろうと思っていたら、すごく元気で動きまわってるって言うじゃない。
あんな小さな体で一生懸命生きてるんだよなって、切なかったよ。

お母さんファンの私としては、お母さんも一緒に看取りたいと思ってしまうんだけど…。 余計なお世話だよね(^^;
by Kinako (2006-12-21 12:51) 

いたちたち

>はてみさん
ありがとうございます!!ホント励まされます。
考えて考えて進んでは立ち止まってを繰り返す日々です。
むきゃ~(笑)。

>Y山
そちらのおうちは中央線沿線といえるの?(笑)
本当は中野が良かったんだけど、結構高くて条件にあうところがなくて。
しかし不覚にも近くなるネ。ご飯チョーダイ。

>junkoさん
ちょうど契約金なく引っ越せるところが高円寺に見つかったのです。
病院から歩いて行ける距離だからすごい助かりました。

本当は実家に戻った方がいいこともたくさんあるとは思うのですが、
総合的に考えてその方がいいと思えてきたので。
正直に云って両親との距離を図るのも難しいなぁと思う今日この頃なの
です。(お母さんには内緒でお願いします(笑))

>Kinakoさん
いらしゃいませませ。
本人が頭で理解してないってところが大きいのかもしれませんね。
でも腸の腫瘍の時は本当に痛そうでした。
ももを見てると「生きている」ことって本当すごいことだなって思えてきます。

母もももがいなくなると淋しいだろうなぁ~って思ってたのですが、
単身赴任していた父が最近帰って来て、そっちに忙しいみたいなので、
大丈夫みたいです(笑)。
by いたちたち (2006-12-21 13:36) 

SACHI

北の国から、懐かしいです。全部見ていないので内容がとぎれとぎれ
だけれどこの撮影場所行ってみたいなぁ~と思ってました。
ももちゃんの手術やまたんですね。この前したばかりで
体の回復もしたばかりだし、すぐにまた手術ってかんがえちゃいますね。
どちらの方がよいかわからないけれどももちゃんの心身負担が
ない事が一番なのかな。
高円寺にお引越しされるのですね~。引越しも大変だから
頑張ってください(^^)
by SACHI (2006-12-22 10:05) 

いたちたち

>サチさん
私も撮影所に行ってみたいです~。

もものことは本当迷ってばっかり!
でもなんとか頑張ってみます。いろいろ。
このblogはだいぶ息抜きになってます~。
いつもコメありがとです^^励まされます。
by いたちたち (2006-12-22 13:48) 

Y山

ミカン!ミカンチョーダイ!
ポコペ、ポコペ、オヒッコシ、オメデト!
by Y山 (2006-12-22 15:49) 

いたちたち

>Y山
アリス見たの?私あのネタ好き~。
今度舞台やるよ。観に行く?明日発売。
by いたちたち (2006-12-22 19:16) 

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