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チェロの街・八王子と私の中のチェロ [音楽]

チェロの街・八王子

 第一回ガスパール・カサド国際チェロ・コンクールin八王子が終了しました。
ももの通院とか引越しのこととかもあって、毎日は流石に行けなかったけれど、
時間の取れる限り足を運んでいたので、自分が出場した訳でも運営した訳でもないけど、
終わってしまった今はなんだか気が抜けてしまって、とても淋しい気がしています。
八王子は実に遠かった・・・(笑)。ちょっとした小旅行です。

偶然運営側の方とお話しする機会があり、今回のコンクールが開催されるまでの経緯を
少し伺うことが出来たのですが、やっぱり・・・八王子で開催されることの必然性は実は
あまりなかったとのことです(笑)。
主催者側の方が八王子に住んでいたのがきっかけでたまたま八王子になったそうですが、
でも「八王子」という街に住む人々のいろんな思いがね、とても暖かく優しく、会場を包んでいて、
八王子だからこそあんなにも素敵なコンクールが出来たんだろうなぁ、と思いました。
近所に住む人たちが毎日自転車で駆けつけて、一生懸命聴きに来ている姿が、
とーても素晴らしくて、本当にね、八王子の人たちが愛おしく思えました。
だってみんながチェロを愛してくれているですよ!!
本当に、本当に、嬉しかったなぁ・・・。

自分自身、若くて才能の煌いた演奏を聴くのはとても勉強になったし、有意義な日々を
過ごせたことに、八王子の方たちにうんと感謝しなきゃ。

全員の演奏を聴いた訳ではないので、誰が一番良かったとは私には云えないけれど、
私が聴いた中でも特にとっっっても心惹かれた演奏をしていたチェリストが本選まで行けなかった
ことは、なんだか自分のことのように残念で、その日は随分気落ちしてました・・・。
一次予選、二次予選は無伴奏やソナタを弾き、本選がコンチェルトを弾くので、
この人のエルガーやチャイコフスキーを是非聴いてみたい!!と思っていた人の
演奏が聴けなかったことの、この残念さ。
時間のあまりない中、久しぶりにこの人の演奏が聴きたい!!って思いひとつで、
会場まで走りましたね~。

「コンクール」って性質上、技術的な面が重視されたり、現代曲も古典もバランス良く弾けることが
要求され、結局綺麗にまとまった演奏をするこが本選に残ったりしていたような感はあります。
でもね、みーんな良かったのもまた事実。
同じ曲を弾いても人によってこうも解釈も表現も違うのか!っいうのが顕著に分かるので、
本当みんなすごいなぁ~って感嘆してました。
それに、あれだけ毎日いろんなチェロを聴いていた八王子の方たちは、この2週間ほどで
多分すごい耳がこえたんじゃないかな~。

あとね、いろんな人の演奏を聴くことでね、自分がどういう演奏を好むのか、どういう音が好きなのか、どういう音を出したいのか、ということがより具体的になったと思います。
朧気に感じていたことを系統づけて考えることが出来たというか。
これは自分にとって何よりの成果です。

今後もこのチェロ・コンクールが継続されることを期待しています!
次回は私もサポーター会員だけじゃなくて、何かお手伝い出来たらいいなぁ。

そして、アモソフさん!ユールトさん!
あなたたちの演奏がまたどこかで聴けることを、ほんとーに楽しみにしています!


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春分

浅いコメントですが、「チェロの街」ってかっこいい。
「餃子の街」のものとしては、うらやましい。
えーと、エルガーもチャイコフスキーも好きです。
チュロも好きですね。
by 春分 (2006-12-04 22:27) 

いたちたち

>春分さん
いえいえ。いつも深いコメントありがとござます~(笑)
いいですよねぇ、チェロの街って響きが。
もっと日本で浸透するといいなぁと思います^^
チュロ・・・チュロスなら私も大好きです。
チェロキーも好きですよ。餃子も好きです。
by いたちたち (2006-12-05 13:10) 

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